これまでアイスカップに当たり前の様についていた、木製のスプーンが昨今の資材の価格高騰や昨今の社会情勢を鑑み取り扱いを終了するという案内がアイスメーカーより届きました。
これまでの木製スプーンの経緯を簡単に説明しますと、5年以上前までは、カップ商品のダンボール内には必ず木製のスプーンが商品と同じ数量でinされていましたが、そのうちそのスプーンが半分に減って・・・そして、商品段ボールとは別途扱いで送られてくるようになりました。
メーカーからは、スーパーではスプーンが余るのであまりいらないのでは無いか・・・と言われたり、スプーンは必要商品数量以上の数は提供出来ないなど、この現在の状況への流れはありました。しかしですよ、私が納得できないのは、スプーンを必要とする商品を製造・販売しているにも関わらず、スプーンの取り扱いを終了するとは、あまりにも理不尽でなりません。
100歩譲って「販売いたします!」ならまだわかりますがね。
私たちのような地方の観光地を中心にアイスを卸してる業者にとっては、非常に厳しく難しい状況です。これまでも、必要数量以上のスプーンをお店にお渡ししてきました。というのも、観光地でのアイス販売では、そこでお客さんにスプーンをお渡ししなければなりません。たまに、「このアイスを2〜3人で食べたいので、スプーン3個下さい!」と言われることもあるんですよね。私たちは、まだ卸売なのでスプーン代金もお店からいただきやすいですが、お客様に1番近い末端のお店では別途スプーン代金をもらうとは非常に難しいですよね。そうなると、観光地等ではあれば小売売価へと転嫁されていくでしょうね。結局しわよせは、購入をするお客様となります。
メーカーは厳しい厳しいと文章で送ってきますが、アイスクリーム業界全体の売り上げは近年上がり続けているんですよね。もちろん資材や材料の高騰はあるでしょうけど・・・・それに、昔の小売店は全て定価販売でしたが、昨今はドラックやスーパーでは割引販売が当たり前の世界。回転率はいいんじゃないでしょうか。コンビニに入るためのシノギもあるでしょうが、メーカーの出荷価格はさほど変わらないでしょうから、状況はいいのではと思ってしまいますが、どうなんですかメーカーさん??
因みに、アイスクリーム専用スプーンってのもあります・・・・こちらから
◆私たちはアイス屋です。
◆この車でアイスを配送しています。