ジェラートとアイスクリームの違いは?
名前・成分・空気の量と、実際の食べ比べ
「ジェラートは、アイスクリームよりあっさり食べられる感じがする」
私もそんなイメージを持っています。 でも、ジェラートはイタリア語。 呼び方が違うだけなのでしょうか?
今回は、名前や成分、口あたりに関係する空気の量について、 実際に食べ比べた感想とともにご紹介します。
ジェラートという名前と
「種類別」は別のもの
英語では「ice cream」、イタリア語では「gelato」。 イタリアでは、ジェラートという言葉が アイスクリーム類や氷菓を広く指します。
日本で大切なのは、 「ジェラート」という呼び名と、 容器に書かれた「種類別」は別のもの だということです。
種類別は乳成分などによる分類なので、 ジェラートという名前だけでは決まりません。 アイスミルクに分類されるものもあれば、 果物を中心にした氷菓もあります。
今回食べ比べたのは、 十勝アルプス牧場の「プレミアムアイス」と、 醍醐桜の「ゴールデンミルク」。 種類別はそれぞれ、アイスクリームとアイスミルクです。
右:醍醐桜 ゴールデンミルク。
同じミルク系でも、
味わいはこんなに違う
実際に2つを並べて食べてみると、 同じミルク系とは思えないほど、 それぞれに違ったおいしさがありました。
試食には、ゴールドカラーの アイスクリーム専用スプーン を使いました。 手の熱を伝えて、アイスをすくいやすくするタイプです。
十勝アルプス牧場:濃厚なコクを楽しむ一口
今回の試食では、 十勝アルプス牧場のプレミアムアイスの方が、 先に柔らかくなっていくように感じました。
口に運ぶと、 濃厚なコクが広がり、一口で満足感のあるおいしさ。 じっくり味わいたくなるアイスでした。
醍醐桜:ミルクの風味と、爽やかな後口
その後に食べた醍醐桜のゴールデンミルクは、 また違った印象でした。
口に含んだ瞬間、 ミルクの風味が舌の上に広がりながら、 口あたりはあっさり、爽やか。 食べた後もさっぱりしていて、 もう一口食べたくなるおいしさです。
濃厚なコクを楽しむ十勝アルプスと、 爽やかな後口を楽しむ醍醐桜。 どちらが上ということではなく、 2つを続けて食べることで、それぞれの個性がよくわかりました。
この食べ比べの面白さは、 ぜひ皆さんにも体験していただきたいです。
※味や柔らかさは今回の試食での個人的な感想です。 温度、置いた時間、食べる順番、スプーンの熱などによっても 感じ方は変わります。
口あたりを左右する
「オーバーラン」とは?
アイスには、製造時に取り込まれる空気が含まれています。 その空気によって、原料液の体積がどれだけ増えたかを表すのが 「オーバーラン」です。
例えば、1リットルの原料液が1.5リットルになれば、 オーバーランは50%。 「完成したアイスの半分が空気」という意味ではありません。
日本アイスクリーム協会では、 ジェラートのオーバーランは一般的に 20〜40%程度と紹介しています。 ハーゲンダッツの公式サイトでは、 20〜30%とされています。 ただし、商品ごとに違いがあります。
私は重さを量って比較したことはありませんが、 同じ容量のカップを持つと、 重さの違いを感じることがあります。 ハーゲンダッツも、ぜひ持ち比べてみてください。
ただし、原材料や容器の重さも関係します。 今回の2商品は容量も異なり、 オーバーランの数値も確認できていないため、 重さや食感から空気の量を判断することはできません。
空気が少ないほど、
おいしいのでしょうか?
空気が多いからまずい、 少ないからおいしい、ということではありません。
ふんわり軽い食感が合う素材もあれば、 密度のある食感が合う素材もあります。 私が大切だと思うのは、 ミルクのコク、香り、甘さ、口どけと、 空気の含み方とのバランスです。
今回の食べ比べでも、 濃厚さとあっさり感、それぞれに魅力を感じました。 名前や数字だけでは、おいしさは決められませんね。
溶けやすさや硬さも、
空気だけでは決まらない
空気の量は溶け方にも関係しますが、 原材料の配合や氷の結晶、温度なども影響します。 今回、十勝アルプスの方が先に柔らかく感じられた理由も、 オーバーランだけでは説明できません。
また、私も「オーバーラン0」というアイスを聞いたことがあります。 空気を取り込まないならカチカチになりそうですが、 硬さは糖分や水分、温度にも左右されるため、 必ずそうなるとは限りません。
一度溶けたアイスを凍らせ直すと、 硬く、シャリシャリすることがあります。 これは空気の泡の状態だけでなく、 氷の結晶も変わるため。 丁寧に作られた「オーバーラン0のアイス」と同じ状態ではありません。
次の一口は、
食感や後口にも注目してみてください
スプーンを入れたときの柔らかさ、 口の中での溶け方、食べた後に残る風味。 同じミルク系のアイスでも、 比べてみると違いが見えてきます。
濃厚な気分の日も、さっぱり楽しみたい日もありますよね。 やまざと.comのご当地アイスで、 ぜひ自分の好きな味や口どけを探してみてください。
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