お取引先の廃業

お取引先の廃業～また一つ町の灯りが消える～ 2021/06/06

お取引先の廃業

先日、アイス卸売り元同業者の方から久々に電話がありました。
「田中さん、どや？？」
「いや～コロナで観光地が売れませんよ！」
「実はな、〇〇ストアから電話があって、アイスのストッカーを持って帰って欲しいと言ってる、、」
何て話をしました。
「持って帰って欲しい」ということは、アイスをやめるか店をやめるということ、でもこの場合は状況から判断して「お店をやめる」ということ、、、
〇〇ストアは昔からやっている小さなお店。
そのお店は元同業者の廃業に伴い私たちが引き受けた店舗。
ただ、そんなに売れてないので、1年半ほど行っていませんでしたし、これまで補充に行った回数も２回。
だから私たちに電話を掛けにくかったのだろう。

ストッカーを取りに行き、
お店を畳まなければならない理由をお聞きしました。
私は、この状況下なので「コロナでお店をたたむんですか？」とお聞きましたが、
「いや、ちょっと昨年ぐらいから体の調子が悪く、お店も休みがちになっていた、、、」と仰っていました。
やはり病には勝てないわけですよね・・・。
偉そうかも知れませんが、
「長い間お疲れ様でした！」とお伝えしてお店を後にしました。

古いストッカーをこの先どうするのか？？

これまでなら、使わなくなったストッカーや、余ってるストッカーの話を聞くと、すぐにストッカーを取りに行ってうちの倉庫で保管をしていましたが、私たちも昨年の春に約３０台ほどストッカーを廃棄しました。

◆アイス屋の断捨離ブログ　https://yama-zato.com/?pid=151430850

廃棄代金も結構なものでしたし、もう今はそんなに抱える時代でも無いわけですよ。だから在庫を持ちたく無いのも本音。
最初は、持ち帰りを元同業者に断ったんですが、
「使える機械やで！」
「何かに使えるから持っておけばええのに、、」と言われました。
そりゃそうなんですけれどね。。。
もちろん、アイス販売をはじめたい店舗等は、必ずストッカーが貸してもらえるの？などの話になりますが、現在は昔のようにメーカーから補填されることもなく、ほぼ無いに等しいわけです。
「新規にショーケースを買ってまで販売を考えるお店は無いで、」と、言われて、それも分かってるですけどね、、、
それが、いつ？かじゃ、あまり在庫も持ちたくないんですよね。
まぁ最終は契約上持ってかえる状況だったようなので、持って帰って来ました。
元同業者の方も、商売はやめてもショーケースを２台ほど持っているようで、
「田中さんいらんか？使えるで！」と言われましたが、
お断りしました。。。

今回の持ち帰りに同意した理由は別にあって、
先日、新たにアイス販売を始めたい店舗があり、相談を受けていました。
もちろん機械はありません。とお伝えてしていたので、お客様でストッカーを準備する予定だったと思います。
そんな時に、今回の引き上げの話があり、機械は何でもいいとのことだったので、その店舗へ機械を収めることが出来ました。
だから引き上げの後、持ちかえることもなく、新店舗へ引き渡しに行きました。